確定申告の知識
~スマートフォンアプリでの収入~
最近、書店でスマートフォンアプリの作成方法などを解説した書籍を見かけます。皆様も見かけたことはありませんか?もうアプリ作成に挑戦して、収入を得ている人もいるのではないでしょうか。そんな方は、税金が発生する可能性があることをご存知でしょうか?そこで、アプリ開発などで広告収入が発生した方の為の確定申告についての基礎知識をまとめてみました。

【確定申告が必要な方】
以下の方は、翌年の3月15日までに、確定申告をしなくてはなりません。

★給与のみの方
総収入金額-必要経費=所得が20万円以上(※1)の方
★アプリ収入のみの方
総収入金額-必要経費=所得が38万円以上(※2)の方
(※1,2)20万円・38万円以下であっても、市・県民税の申告は必要です。
(※2)所得が38万円以上ですと、扶養に入れなくなります。

【収入・必要経費について】
収入・必要経費は、1月から12月までに確定したものを一区切りとして集計します。
●収入とは・・・アプリによって得られる売上です。
●必要経費とは・・・収入に対応する費用や収入を得るために直接要した費用、その他業務上の付随費用。

■参考:国税庁、やさしい必要経費の知識
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2210.htm
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【節税の為に】
今年の税金を減らしませんか…??
扶養に入れなくても大丈夫ですか??
以下のような方法が考えられます。

●必要な備品・関連書籍等(1つあたり10万円未満)を12月までに購入する。
●広告費用で、必要経費を増やし、来年の売上につなげる。ただし、掲載期間が今年中に終了しているものに限る。
●家の家賃・光熱費のうち、事業に使用した部分を按分し、経費に入れる。

※一般論ですので、必ずしもすべての方に該当するとは限りません。